蘇我の石炭火力建設計画が中止に

去る12月27日、JFEスチールと中国電力は、蘇我地区で計画していた石炭火力発電所の検討中止を発表しました。市民ネットワークではこの計画が明らかになってから、千葉市議会で、市の対応について一般質問を連続して行ってきました、それだけではなく、環境を心配する多くの市民が参加した反対運動が功を奏したものと、まずは事業者の判断を評価したいと思います。しかし引き続き、天然ガスを使った火力発電所建設を検討していくとのことです。地球温暖化による気候変動に起因する大規模災害が多発する中、再生可能エネルギーへ移行を検討すべきと考えます。一方、中央区臨海部を中心として、市内では現在でも黒い粉じんが飛散しています。被害に悩む市民は、一日も早い改善を望んでいます。粉じんを発生させる事業者への市の立ち入り検査では、改善すべき事項を継続的にチェックをすることや、市民と事業者が対話できる場を持てるよう、市が仲介役となって働きかけること、県・市・事業者による「環境保全協定」で、降下ばいじんの測定を義務付けるなど、粉じん問題解決に向け、市民ネットワークから市に要望します。(岩﨑明子)